はじめに
「日本人ってどのくらい貯金しているの?」
こう思ったことはありませんか?
ニュースやSNSで「平均貯蓄額○○万円」と見かけると、
自分の家庭と比べて焦ってしまう事、ありますよね。
でも実は「平均」だけを見て判断するのは危険なんです。
本記事では、日本人の平均貯蓄額とその裏にある「中央値」、
さらに子育て世代のリアルな状況を解説します。
子育て世代のリアルな貯蓄額を知る前に、
まずは日本人の平均年収を押さえておくと全体像が見えやすいです。

平均貯蓄額と中央値の違いを解説
総務省の「家計調査」によると、2人以上世帯の平均貯蓄額はおよそ1,800万円。
しかしここで注意したいのが、中央値は約1,000万円前後ということです。
平均値は一部の高所得層が数字を押し上げているため、一般的な家庭の実態とはかけ離れます。
だからこそ「中央値を見る方が、よりリアルなお金事情がわかる」のです。
※中央値とは、数値を大きい又は小さい順に並べた時に丁度真ん中にくる数値のこと。
子育て世代の貯蓄事情と現状
30代〜40代の子育て世代は、教育費や住宅ローン、日常の生活費で出費が多く、
なかなか貯金を積み上げられないのが現実です。
例えば、30代の平均貯蓄額は約700万円前後。
でも中央値は400万円程度に下がります。
つまり、貯蓄1,000万円以上を持っている世帯も一定数いますが、多くの家庭は数百万円レベル。
子育てと両立しながらの資産形成は簡単ではありません。
貯蓄ゼロ世帯の割合
驚くかもしれませんが、貯蓄ゼロの世帯は全体の2割近く存在します。
「みんな貯金してるのに、うちは全然…」と落ち込む必要はありません!
むしろ「意外と同じような悩みを抱える家庭が多い」ことを知るだけでも気持ちが楽になりますよね。
大事なのは、他人と比べることではなく「自分たちの家庭でどう備えていくか」を考えること。
固定費削減で平均以上の貯蓄ペースをつくる方法
どうやって平均や中央値に近づけるのか?
当たり前のことですが、ポイントは「収入を増やすより支出を減らす」こと。
- 携帯代を格安SIMに変える
- 必要以上の保険を見直す(収入保障保険や掛け捨てで)
- 光熱費やサブスクの整理
- 外食の回数を減らし、出来るだけ自炊する
- 昼は弁当を持っていく
こうした固定費の削減は、毎月数千円〜数万円の違いを生んでくれます。
長期的に見れば凄い差がありますよ!!


投資でお金に働いてもらう仕組みづくり
さらに余裕資金ができたら、投資も選択肢に入れましょう!
NISAやiDeCoを活用すれば、節税しながら将来の資産形成が可能。
もはや、このインフレの現状では投資しないと資産は増えません。
例えば、毎月2万円を年利5%で20年間積み立てると、
元本480万円に対して約800万円まで育つ可能性があります。
(過去のデータだとかなり現実的な数字)
貯金だけに頼らず、投資を組み合わせることで、子育て世代でも効率的に老後資金を準備可能。
銀行の金利は1パーセントもないので、毎年の物価高騰でもはやマイナスです。
まとめ
- 平均貯蓄額は1,800万円、でも中央値は1,000万円前後(これは全世帯なので、定年したばかりの高齢者などもいて現実的では無いです)
- 子育て世代は数百万円〜1,000万円未満が多い。
- 貯蓄ゼロ世帯も一定数あるので、比べすぎないことが大事!
- 固定費削減+投資で「無理のない貯蓄ペース」をつくっていく。
大切なのは「平均に追いつくこと」ではなく、自分の家庭にあった貯蓄スタイルを作ること!
焦らず、できることからコツコツ積み上げていきましょう!!



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