老後2000万円問題とは?子育て世代に直撃する不安
「老後2000万円問題」
年金だけでは生活資金が足りなく、
夫婦2人で平均2000万円が必要になる
というのが2019年の話題になりましたよね。
子育て世代にとっては
「教育費もあるのに老後資金まで…」
と不安が重なるポイントです。
実際、学費や住宅ローンを払いながら
老後資金を準備するのは簡単ではありません。

貯金だけでは足りない?インフレと長寿リスク
「じゃあ2000万円を貯金すればいい」
と思う人もいますが、
実際には貯金だけでは危険というのが現実です。
理由は2つ。
- インフレのリスク:物価上昇でお金の価値が下がる(貯金の残高は変わりませんが、今日100円で変えてたものが来年110円するとなると、実質現金の価値は10%下落していることになります)
- 長寿リスク:人生100年時代で予想以上に生活費がかかる
預金の利率はほぼ無いに等しいです。インフレに対して現金は弱い資産です。そのため、投資などのリスク資産で運用を取り入れることが大切になります。
新NISAで効率的に老後資金を増やす
老後資金の王道は新NISA。
年間360万円まで非課税で投資でき、
1人あたり1800万円の非課税枠が用意されています。
前までの積立NISAですと、20年間だけ非課税!
という構造でしたが、2024年から始まった新NISAからは
非課税期間が恒久化されました!!
オルカンやS&P500などのインデックスファンドに
コツコツ積み立てれば、時間を味方にして
資産を増やすことができます!
例:月3万円を年利5%で20年積み立て → 約1230万円になります。
今は教育費を貯めることでいっぱいいっぱいでも、
教育費のピークを過ぎたタイミングで
積立額を増やすのも一つの方法ですよ。
iDeCoは節税効果でさらにお得
次に検討したいのがiDeCo(個人型確定拠出年金)
掛金が全額所得控除になるので、
年収によっては数万円単位の節税効果があります。
さらに運用益も非課税。
60歳まで引き出せないデメリットは
ありますが、節税効果は絶大です!!
受け取りは年金みたいに月々貰えるようにするか、
一時金として一括で受け取ることも可能です。
受け取り時に課税されますが、
退職金所得控除を使えば負担は抑えられます。
「老後資金は絶対に使わない」
と割り切れる人におすすめです!

家計管理と固定費削減で投資余力を作る
投資資金を確保するために必要なのが家計管理。
特に固定費の削減は最優先事項です。
- 通信費を格安SIMに変更
- 保険を必要最低限に整理
- サブスクの解約
これだけで月1〜2万円の余力が生まれます。浮いた分をそのまま投資に回せば、将来の資産形成が加速します。
シミュレーションで見える未来
仮に月5万円を年利5%で30年積み立てた場合、
約4160万円まで資産が増えます。
「2000万円なんて無理」と思っても、
積立投資を活用すれば現実的に達成可能です。
長期分散を心がけましょう!!!
まとめ:老後2000万円問題は「今から運用」で解決
子育て世代にとって、
教育費と老後資金の両立は悩ましい課題です。
しかし、新NISAやiDeCoを使った
長期投資+家計管理
での余力確保を組み合わせれば、
老後2000万円問題は決して不可能ではありません。
「まだ先の話」と思わず、
今から少しずつ運用を始めて
豊かな老後ライフを送りましょう!!



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